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動脈硬化の病歴と診察と経過

動脈硬化の病歴と診察と経過

動脈硬化

漢方で血流をスムーズに

動脈は内膜•内弾性板•中膜•外膜で構成され心臓が強い力で押し出す血液が流れるために弾力性と柔軟性を持ち合わせています。この動脈の壁がさまざまな原因により肥厚し硬くなつた状態を動脈硬化と言い、その結果もたらされる病気を動脈硬化症と言います。この動脈硬化症は高血圧症、高脂血症、糖尿病、肥満などの生活習慣病、喫煙、加齢、遺伝的素因、さらには精神的スト レスや運動不足も原因とされています。

動脈硬化に伴う症状は、ほとんどない場合から、重篤なものまでさまざまです。特に脳の動脈の硬化症には代表的な疾患として脳梗塞があり、手足のしびれ•麻痺が起こつたり、記憶力の低下、言語障害が生じることがあります。

澳方には動脈硬化という概念はありません。しかし、動脈硬化を血の滞りと捉え、血の巡りをよくする漢方処方を施し、血流をスムーズにします。これらの治療と並行して生活習慣を改務し、ストレスをためないようにすることも大切です。また薬物治療も必要に応じて行われます。

〔動脈硬化の病歴〕

六二歳の男性で会社員のM.Oさんは、一〇年ほど前の会社の健康診断で、少し血圧が高いと指摘され、食事と運動療法の指導を受けました。八年前の健診では、それまで正常であつた総コレステロール値が高値となつていたため、コレステロール値を下げる薬の服用を始めました。

その後は自宅近くの内科に定期的に通院し、血圧は上(収縮期)が一四〇MM/Hg、下(拡張期)が八〇MM/恥前後、総コレステロールも一九〇mg/deと正常範囲で安定していました。たまたま目にした新聞で、高血圧や高脂血症を持つている人は、動脈硬化が進みやすく、将来的に心筋梗塞や脳梗塞になる施率が高くなる旨の記事を見つけて不安となり、漢方治療の併用を希望して当研究所を受診されました。

〔動脈硬化の診察と経過〕

初診時、身長一六六cm、体重六四kg。動脈硬化を定最的に測定可能な検査を行つたところ、PWV (脈波伝播速度)は七〇歳以上に相当する値であり、年齡相応以上の動脈硬化を認める状態でありました。また足が冷える、疲れやす い、腰痛等の自覚症状も認めていました。

漢方医学的所見では、脈は沈んでおり、舌はやや湿っていて淡白でぜったいは認められませんでした。股診を行うと、腹力は中等度でしたが、腹直筋の下の方が緊張していました。これらの所見から、漢方医学的には腎虚と診断し、「八味地黄丸」を処方しました。

二週問後、少し体が温まつてきた感じがすると言われました。八週間後には疲れやすさはなくなり。腰痛が軽くなつた気がするということでした。また動 脈硬化の指標であるPWV (脈波伝速度)は六〇歳代に相当する値となり、年齢相応までに改善傾向を認めました。

その後も服用を継続され、一年後には、自覚症状は全くなくなり、いつのま にか血圧も一二〇丨七〇mm/hgで安定しました。さらに、動脈硬化の指標であるPWV (脈波伝播速度)は、五〇歳代後半に相当する値となり、患者さんと 同年齢の基準値よりも良い状態にまで改善しました。このように一年間で、血圧、冷え、疲れやすさ、腰痛に加え、動脈硬化の定量的な検査においても改善が見られたのです。

さらに、総コレステロール値に関しても、高脂血症の薬をのまなくても正常範囲で安定しました。現在は漢方薬のみで様子を見ていますが、先月行つた人間ドックの結果では問題はありませんでした。今も健康を維持しています。この患者さんは、漢方薬のみでさまざまな症状や検査値を改善でき、とても喜んでいます。



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